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チーム紹介 「Malibu 」(バース Sー18)

最終更新日2015/02/19

Team Malibu 紹介
夢の島マリーナ Sー18に係留しているMalibuです。

今回はTeam Malibu自己紹介の機会をいただきました。この機会に、少し記憶も薄れてきた20年を超えるMalibuの歴史を振り返りながら、Malibu紹介をしたいと思います。

筆者は1996年 現共同オーナーの一人 大野に誘われて既に活動を始めていたMalibuに参加したので、チームスタート当初の経緯を知りません。ちなみに、筆者と大野は、1980年前後 三河湾西浦の日産マリーナに舫っていた『桃太郎』YAMAHA36のクルー仲間でした。

聞くところによれば、1990年代初頭、それがバブル景気の名残であり、失われた20年の始まりとも知らないままに夜な夜な銀座を飲み歩いていた男達がいました。
バブリーな日々を送るうちに、少し飲み代を節約すれば、自分達のヨットを持って、休日には明るいうちから心置きなく飲めると思い至ったのでした。
仲間を募り、共同オーナー 5名で初代 リベッチオ26を購入。クルーメンバー2名を加えた計7名が1993年 夢の島ヨットライフをスタートしたのが、そもそもの始まりでした。現在も当時の設立時メンバー3名が残っています。
その後、20余年の間にはメンバーの転勤、帰任、新メンバー加入等々の出入りもあり、現在は共同オーナー 3名、クルー 5名がチームメンバーです。
8人もいれば、週末には、いつも誰か数人が集まります。TYCレース、デイクルージング、ロングクルージング、鍋他毎週のように楽しんでいます。

『いつからMalibu?』
難関であった夢の島マリーナ係留の抽選にも当たり、念願のヨットオーナーライフが現実となったのですから、艇の命名には大いに思い入れがあるはずなのですが・・・
初代の艇名は、マシノメール。
由来は、夢の島 ユメノシマを逆から読んでマシノメユ、最後のメユを仏語の海 メールに変えて、マシノメール。少し艇名らしくなったと悦に入っていたようです。

しかし、1995年二代目のベネトウ First285に代替わりしたときにMalibuと艇名が変わりました。その経緯は、買い換えた中古艇の艇名がMalibuで、バウの艇名書き換えの手間とお金を惜しんで、そのまま艇名をいただいてしまったというものでした。チームの始まりも、艇名も最初からかなりいい加減なものだったということが、今回 Malibu チーム紹介にあたり、沿革を調べて判ったことでした。
勿論、今となっては、艇名 Malibuにはメンバー全員大いに思い入れがあることを付け加えておきます。但し、未だに本場 米西海岸のMalibu beachを訪ねたメンバーはいないようです。

『栄光のMalibu』
かなり、いい加減に始まったMalibuでしたが、船をおき始めた翌年1994年からTYC レースに出場しています。
もっとも成績は94年の出場70艇中41位とTYC20年史 資料に出ています。その後も長く鳴かず飛ばずでしたが、皆勤賞は続けていたようです。2004年シーズン途中で乗り換えたMalibu III、Dehler34は2004年、2005年連続クラス最下位という不名誉な記録をのこしてしまいました。
2006年 レースシーズン前に、さすがに古くなっていたメインセールとジブを新調したところ、春先のレースで2位に入る予想外の快走。メンバーのヤル気が一気に全開となり、ポジションの固定、指揮系統の統一、レースルールの学習、戦術研究等々 俄レーサーの誕生でした。努力(?)の甲斐あり、2006年 望外のクルージングクラスB 年間総合優勝を勝ち取りました。その勢いは翌2007年も止まることなく、2年連続優勝を遂げています。『栄光のMalibu』と自称していた時代です。

『東京港灯台からエーゲ海へ』
初代 Malibu(マシノメール)に乗りはじめた最初は、今は廃止された東京港灯台まで行くだけで大航海と喜んでいたといいます。初々しい頃です。

しかし、1995年 Malibu IIになってからは、三崎、保田は勿論、石廊崎を回って、西伊豆まで行っています。
三崎の風呂といえば、商店街の銭湯でした。保田には番屋もOdoyaもなくて、漁協前の岸壁には定置網が干してありました。富浦にも行っていたようです。
大島にも何度も行きました。好天の予想される3連休となれば、金曜日深夜 夢の島に集合して、0時出航。翌日正午前後に波浮入港というのも定番となっていました。メンバー全員が現役で、毎日 通勤電車に揺られて、出勤すれば、結構面倒な案件が待ち受けていました。メンバーの誰かが、いつも1~2週間の海外出張中でした。皆 忙しくしているからこそ、休日にはMalibuに集まっていました。今も元気なつもりですが、当時はもっと元気だったようです。
大島で開催されたTokyo’s Cupに何回か参加したのも2世でした。青島幸男東京都知事が波浮の公園でレーススタートの号砲を鳴らしていました。バブルの余韻です。
クルージングには随分出掛けましたが、First285には大島以南の伊豆七島はまだ遠い島々でした。

2004年に乗り換えた3世のDehler 34は腰の強い船でしたから、ロングクルージングの思いはいよいよ高まり、大島以南を目指しました。

そして、初めて新島に渡ったのは2005年5月連休でした。
ロングクルージングのベースとなる保田を早暁 出航。波浮沖を過ぎ、逆潮にあいながらも南西に向かい、利島を過ぎました。鵜渡根を初めてみて、『あれが新島かしら?』と今から思えばトンチンカンなことを言っていました。
キャビンの中から、左前方に見えるのは『鵜渡根でしょう』とGPSオタク(自称)の声がします。外の景色を見るよりも、モニター上の自艇位置を見る方が面白いのだそうです。当時は、GPSチップ内蔵アンテナ(GPSレシーバー)をラップトップPCにUSB接続して、PEC(PC用航海参考図)上に自艇位置をプロットしていました。懐かしい頃です。今では、iPad です。 

鵜渡根を左に見る頃には、海底から湧き立つような潮にあい、ずいぶん遠くまで来たものだと実感しました。新島パルテノン神殿露天風呂から眺める夕日に感激したものです。以来毎年5月連休あるいは夏休みには、低気圧や台風に泣かされながらも、好機をみて伊豆七島を一島ずつ南下して、2009年には八丈島まで、足を延ばしています。
その後もロングクルージングの思いは強く、2011年 と2014年 西伊豆、2013年 遠州灘を越えてお伊勢参りと毎年2回のロングクルージングを続けています。海路はるばると訪ねる土地、島には、陸路訪れるのとはまた違った趣があります。船で各地を訪ねた経験のある方には同感していただけるでしょう。
その思いが高じて、2014年6月にはMalibu メンバー4人がCroatiaでのチャーターボート 海外クルージングを実現させたのでした。2008年来の構想実現でした。同遠征については、別稿でレポートしたとおりです。
Croatia cruising以外にも毎年の5月連休、夏休みクルージングの航海記 映像をYou Tubeに上げています。ご興味のある方は、Norio Kyodaにチャンネルを合わせてご覧いただければ幸いです。

2015年6月にはギリシア エーゲ海でのチャーターを計画しています。いよいよ本物のパルテノン神殿訪問です。

『乾き物のMalibu』
クルージング艇の楽しみといえば、船での食事があります。現在の我々のヨットライフも各種鍋他の船上食事会を抜きにしては語ることができません。
Malibuも2世までは、『乾き物のMalibu』の異名を頂いていました。銀座のバーを飲み歩いていた名残だったのでしょう。船で調理などすることもなかったのですが、3世になり少し船内のスペースにも余裕ができて土鍋を積み込むようになりました。以来、冬場は船で鍋というのが定番となっています。もっとも、2011年に乗り換えた現在の4世 Hanse315では、すっかり電化生活に馴染み、IHヒーターでの鍋となって、土鍋は御用済みです。
鍋に限らず、クルージング仕様のMalibuは所帯道具を随分積み込んでいます。レース前には、そうした所帯染みた道具類を一斉に下ろして、少なくとも3cmは吃水を上げてからレースに臨んでいます。ガランとしたキャビンをみればメンバー一同気分はレース艇となるのです。

お陰様で、20余年 夢の島マリーナ、TYCでお世話になり、各種行事にも参加してMalibuメンバー一同楽しませてもらっています。
チームスタートから20年以上となり、メンバーの平均年齢は上がるばかりです。しかし、全員 まだまだ元気です。遊ぶのはこれからと張り切ってもいます。

今後とも、宜しくお付き合いいただければ幸いです。

牛場一郎
Malibu
夢の島マリーナ S-18係留

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2014年5月東京港ヨットレガッタ クルージングクラス優勝(1着1位)のあとオーナーズルームにて

前列左から、木村佳江、大野康一郎、吉原邦夫、京田紀男

後列左から、野崎忠昭、牛場一郎、狩谷栄寿

大内繁は欠席
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2000年4月 TYCレースにて

鳴かず飛ばずのMalibu II でしたが、スピンランでトップ(?)をきっていたこともありました。

左から大内繁、大野康一郎、向畑泰彦、吉原邦夫、京田紀男
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2008年7月 TYCレースにて

Malibu III Dehler34
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2009年7月 スバル座カップにて

Malibu III Dehler34
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2007年5月 式根島 地鉈温泉にて
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2014年5月 連休クルージングにて

駿河湾奥 古宇ヨットクラブを訪ねて

一番左のマストがMalibu IV Hanse315
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2014年6月 Agana マリーナ/Croatiaにて

一週間のアドリア海クルージングを終えて、フロッティラ 僚艇の淑女クルーと帰着の乾杯
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ロングクルージングに出たMalibuは、訪れた先々で食べて、飲んでばかりいる訳ではありません。

歌人も俳人もいます。




吉原邦夫の一首、一句です。





遥かけき 夢から覚めて夢の島 安良里が里の 鶯は今

(熱海から三崎まで寝たまま過ごし、到着して一言「夢から覚めたらモウ三崎」を受けて)



新緑の 競うて海になだれ込み

(5月連休の安良里港を訪ねて)