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第3回スバルザカップは、CAVOK乗艇2回目の榊原がレポートします。
事前の森下アニキからのメールで、自分のポジションは「ジブ引き、ガイ引き」であったのであれこれ、KAZI2月号のCAVOK特集を読んでイメージトレーニング・・・・ ・・・・・ノンオーバーラップジブだから、タックのときに引く量はせいぜい3m。 先の展開を読んで、プリセットしておけば簡単である。 マニューバリングでは、ジブにもバテンが入っているから、シートを出しすぎて、ねじれてフォアステイに巻いてしまったら直すのが大変なんだから、出しすぎないように気をつけないと・・・・。
CAVOKは2回目だけどレースに乗せてもらうのは初めてだからちょっと緊張気味でドッグアウト。 うまく溶け込めるだろうか・・・。
ラインは下有利。風向205度、風速10ノットと絶好のコンディション。 アウターよりから、ほぼジャストスタート。 大きな体を活かした、スーパーハイクアウトが効いたのか上にいた「写楽」に上り勝ってしまった。 「写楽」は影響を嫌って右へタックを返す。 「ラッキーレディー」、「ティブロン」と並走。 「ティブロン」とはほぼスクラッチなので、走りで負けるわけにはいかない。 落ち着いたところで、メインシートを仰せつかる。 マジかよ・・・。 前回、練習で乗せてもらったときは風がなく、感じをつかめなかった。 リーチを閉じ気味にしてでガンガン上るのか、開いてスピードモードがいいのか・・・・。 今までは、ランナー付のフネばかりでバックステイはダラダラだったけど、CAVOKはサキングのコントロールはバックステイを使うんだよな・・・・。 短い間で、あれこれいじって早く答えを出さなければ。 どうやら、リーチは開き気味、トラベラー上げ気味がいいのかも。 ヒールのコントロールはトラベラーを動かすよりもメインシートを出し入れするほうが簡単で、スピードアップにつながるかも。 と、やっと感じをつかめたところで、アクアライン通過。 「タートル」はダントツ先行、「アントニア」、「レティシア・ドゥ」、「ラッキーレディー」に続いて、「ティブロン」と同時に海ほたるを回航。 スピンランでは、「ティブロン」には少しずつ離されて、軽いハルの「写楽」には抜かれて・・・・・ 単調な競馬レースのような展開になってしまってジャイブ合戦のような、抜き返すアクションもなく7番手でフィニッシュラインを通過。結果は修正5位。 メインセールのトップバテンが風上側に反ってしまって直してもなかなか直らない。直すのをあきらめてしまったけど、ボートスピードに影響があったかも。こういった競馬レースでは影響(ロス率)は少なくないのかも。 「フリーでメインのトリムをおろそかにするな」とヨットの師匠が言っていた事を思い出しました。反省しています。
今回は、CAVOKでレースに乗せてもらうのは初めてで、自分のポジションをこなすのでいっぱいでしたがお互いがお互いを尊敬しあって、みんなでレースを楽しむチームだなと感じまし
た。 クルーザーでのレース経験が少ないチームだと聞いていましたが経験を積んでいけば、すごく伸びていく、強者そろいの相模湾でも戦っていける・・・・ そこに少しでも自分が関われたらいいな・・・・ そんなことを考えながら、ほろ酔い気分で新幹線に乗りました。
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