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TYC8戦 CAVOK初 【DNC】 ・・・

最終更新日2011/09/13
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DNCとは「did not come to the starting area」の略。
スタートエリアに来なかった・・
つまり、スタート時間に間に合わなかったという意味です。(>_<)

会社でいえば「遅刻」ですが、それには理由が・・
久しぶりに、レギュラーメンバーが揃い、準備万端!
いざ出陣となったわけですが、下架後レース海面に向かう途中で、どうもエンジン音がおかしい・・

いつもより乾いた音で、音も大きい・・

気になって船外に出ている冷却水を確認してみると出が悪く、そのうち全く出なくなってしまった。

このまま無理してエンジンで走ると、間違いなくオーバーヒートし下手するとエンジンが焼きつくという事態に・・
風があれば、エンジンを止め取りあえずセーリングでレース海面に向かうところだが東の2〜3メートルでは、セーリングで行っても到底スタートに間に合わない・・
リタイアして帰港するか、海面に向かうか判断に迷ったが、原因によっては、直ぐに治る可能性もあったため、オーバーヒートしない程度の低回転でマリーナに戻り、到着したらすぐにエンジニアに診てもらうよう海上から携帯で手配した。

村上機関長が戻りながら、エンジンハウジングを開け原因を探るが分からず、オーバーヒート寸前という嫌な報告・・
現象からすると、給水部に何か詰まったか、インペラ破損か・・でもインペラは新艇からアワーメーター50時間程度でまさか無いよなぁ・・
と思いながらなんとか無事帰港、即上架。
エンジニアに診てもらうと予想的中で、インペラの羽がなんと4本も折れていて内部で固着。これが原因でした。
ラッキーな事に、スペアパーツがマリンサポートに合ったので即、交換。上架から修理、下架までなんと30分で行い、エンジンを再始動すると冷却水も今度はバンバン出ていつものエンジン音・・
風が弱かったので「スタート時間が延期になっていてくれ・・」と念じながらフルスロットルでレース海面に戻る。
しかし、残念ながら全クラス時間通りスタート、しかも設定が短くなんと30分程度でレース終了〜。
皆マリーナに帰ってしまいました。しばらく海上に残っていたマークをターゲットにスピンアップダウンの練習、廻航の練習をしたが、やがてそれらも撤収されたので自主トレに切り替え、前からやりたかった、全クルーが全ポジションを経験するローテーショントレーニングを実施。
普段客観的に見ていた他ポジションの流れが良く分かり、今後の連携や指示系統にとても役立った。今後も定期的にこのような練習をしていきたい。

写真は、本部船から撮っていただきました。(そんごくう中村氏提供)