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第2回SHUGYOKU CUP

最終更新日2013/06/03
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気象庁から梅雨入りが宣言された関東地方。本日のレースは厚い雲に覆われた梅雨空の下開催される、はずであった。が、予想は見事に外れ、さわやかな北東の風15〜20ktでレースは始まった。葉山の北風は波が立たず海面は絶好のコンディション、潮の香りがさわやかだ。

本日の陣容は、ヘルム白岩、バウ関、マスト八木&木村、ピット村上、トリム石井&栗原、メイン助っ人北島。
「自分が言うのはなんだけど平均年齢高くねーか?」と誰かがつぶやいていたが、8人集まってて良かったねと
後で皆が実感するのであった。

第1レース:
若干上有利のスタートライン。HMYCではだいたい上有利に設定するのかな〜などと思いながら、ルーティーンでチェックするも時間があまりなくスタートが迫る。前回同様下から空きを狙ってスタートする作戦であったが、間に合わずラインから3艇身以上離れたままやや下よりからスタート。このイケてないスタートは冷静に見て、21艇中真ん中より下ぐらいの感じ。
以後必死の走りが始まる。幸いにして風はコンスタントにあがって行き15-17kt、時折25kt程度のブローが入る状況。
白岩が得意とする領域ではないか。。。 上マーク回航後スピンも順調に上がり4レグを大きなミスなく走りに徹して完走する。
葉山は湾の中心から北が吹くと、両側の山の影響を受けポートもスターボーも上る傾向がありこれを良いとこ取りすることがポイント。ディンギーの様にタックを繰り返すことは出来ないが、これだけコンスタントに吹いている場合風の読みが必要で、このあたりは経験値として記憶しておく必要が有るのだと思う。
結果、少しリカバリーして8位(修正6位)でフィニッシュ。

第2レース:
第1レース終了後風はますます強さを増してくる。フォアデッキの体力消耗は激しいが、こんな中でスタート前に黙々とフォアステーの絞め増しをする「関さんって素敵!」と思ったのは残念ならオッサンだけであった。
風向は葉山湾中心部から吹き込む北風、第1レースよりはやや東に振れ、25ktがコンスタントに吹きブローは最大30kt近辺。吹き込みもやや強め、強めとそれぞれ強弱が有り陸の複雑な地形により変化が付けられかなり面白いコンディションだ。
前回の轍を踏むまいと、スタートでは気合が入り、戦略は変えずにポジションを探す。下側に位置を取ながらフリート全体がスピードを欠いている中、フルスピードでスタート。まずは好位置につけそのままスターボでコースを取る。集中してスピードが出ており、高さでは純粋レーサー艇に負けているが速さでは負けていない。上側に集団が出来ており自由なタックが出来ないが、そのまま粘ってコースを取り続けると皆がタックを始める。多少オーバーセールとはなったがヘッダーが入ったところでタック。Cavokは高さは出ないので強風ではスピード重視の作戦が正解か。上マークはかなり上位でレーサー艇との差もそれほどない。ベアで少し手間取るがランニングにしてスピンをホイスト。強風下でもタイミングが合えば楽に上がるものだと実感する。ワンジャ イブで下マークも早めのジブアップ、スピンダウンで回航、同型艇をはるかに離して回るマークは何とも爽快であります。後続を抑えながらコースを取るが風はますます威力を増しディンギーはバタバタと沈艇続出の状態。我々もメインはシバー状態が続く。
上マーク回航後スピンホイスト。ここでトラブル発生!スピンポールからガイが抜けてスピンが孕んだまま船はローリングを始める。あわやブローチングというところ、フォアデッキではサクラちゃんが思わず転げる状態。コックピットからの指示でスピンダウン&ジブアップだがスピンダウンした時点でファオアは力尽き、ジブは村上・栗原にお手伝い頂く状況。8人居て良かったね、というのはここだけではなかったが、余裕がある事がトラブルを大きくしない最大の方法と学ぶのでありました。後ろを振り返るとブローチング艇続出。こちらはジブを観音開きに余裕のフィニッシュへ。ジブをマンポールをする関の前歯からは血がにじみ、戦いの過酷さが伝わる。「関さんって素敵!」という声はどこからも挙がらなかった。
メインのリーチ部分に入った亀裂からは、自分の引退を知ったセールが最後まで頑張ったぜ、と語りかけているようだった。第2レースは着順5位(修正2位)と大躍進であった。

総合結果は3位入賞!

本日のスポンサーSHUGOKUの高級化粧品をゲットした白岩は、日焼けにも負けず奮闘した佐久良嬢に商品をプレゼント。
表彰式で最後にオヤジギャクを放った。

「今日は入賞できて、SHUGOKU良かった!」一同爆

本日の学び。
壊れたものは、早めに修理しましょう。同型艇と帆走れるのは気持ちいい。

以上 Report T.Kimura
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