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暦は3月の声を聴くものの、南岸低気圧通過に伴い 北からの強風と時折雨が混じるコンディションの中レースは始まった。 真冬を楽しむかのごとく不敵な笑顔を浮かべたのは、男8名。 寒さで顔がこわばっていただけとの説もあるが。。 他チームからは「今日は美女が居ないね」と声が掛る。
ヘルム:白岩 ピット:村上 トリマー:石井 小郷 マスト:木村 メイン:北島 バウ:栗原 フローター:上田
風は終始北、時折シフトが入るが風速が上がるに従いシフトも小さくなる。 第一レース15kt〜20kt。ジブはMHを選択。 本部船側がやや有利のライン設定で、上側に集団が形成されるなか、中央から十分なルームを持ちジャストスタート。上側の集団の数艇は明らかにリコールだ。 コースはポートロングの短めの設定。 今日のレースに共通していることだがクロスでのスピードが保てている、もう少しバラストが居たら更に速かったであろう。 スタート後ポートに返した集団に上マーク付近で先行されるが追いつけている距離だ。 上回航もそつなく、スピンも問題なく上がった。スピンランも良いスピードだ。 下マークでの取り込みもミスなく、次の上も同様にノーミス。 第一レースは21艇中、着順は6位で修正はなんと3位!
第一レース終盤から風速が上がり、第二レースは18〜25kt。No3ジブにチェンジ。 波とうねりが小さいためにサバイバルゲームという感じは無く落ち着いたレースとなる。 スタートは下有利のライン。第一レースの反省からか皆遠慮がちなライン取りをする中、やや下から余裕の全速スタート、でも一艇身ぐらいは前に行けたかも。 極端なポートロングのコースとなったが一番左迄突っ込みタックを返す。 上でのミーティングは第一レース程は負けておらず、結果的にはまずまずのコース取りであった。 クルーの体力が落ちスピンのホイスト、取り込み共に多少もたつくが致命的なミスにまでは繋がっていない。 ポールからガイが外れるアクシデントが2回起き最終の下ではポール無しのスピンランを強いられた。 うねりが弱かったので通用したがなかなかの危ない選択なのでもうやりたくない。外れる原因追求と整備が必要ですね。 第二レースの着順10位、修正5位。集中力を保つことが出来てスピード維持は出来ていました。 一方で、第一、第二レース共に風の割にコースが短く、またジャイブなどの場面も少なかったのでレースとしてはこじんまりとしてしまった感じ。ちょっともったいなかったけども体力の限界を感じるマストとしては満足感ありのレースでした。
今日のレースはパフォーマンスクラフトがスポンサー。大谷さんありがとうございます! 下からの順位発表で、第一レースでのリコールで順位を落とした有名艇が次々に呼ばれる。 CAVOKはなかなか呼ばれないので、一同だんだん興奮気味になります。 総合3位!
表彰台へと進んだM氏はソチのスノーボーダーのようにきわめてまともなコメントを発していた。 「今回はリコール
艇が有ったので上位になりました。(国民の)皆さんありがとうございます。」 会社の重役に抜擢されるとコメントがまともになる。会社が人を育てるのか?否、退化させるのか?
実は今回のCAVOKの勝因は先月やった宴会でみんながハジケたからなのだ。。。。 Mさん、ヨットではいつものようにハジケましょうよ!
Report T.Kimura
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