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現在のところ例年に比べて台風の少ない秋を迎えております。
台風明けで水温が冷えた頃に一気に東京湾奥へ入ってくる青物たちも、今年は秋雨でジワジワと水温低下を迎えたから未だに湾央エリアに居残る群れがいる様相です。
加えて今年に限っては湾奥に入ってくるイナダの量が少なく、サワラもまだ5cmほどの小イワシを偏食している為、なかなかルアーを喰ってくれない状況が続いております。
一方シーバスは湾奥全域に群れているコノシロの群れに突撃するがごとく、各所で大きな群れを形成し、今年のわずかな鳥山の大半がシーバスの鳥山となっております。
そんなここ数年の中でも現状難易度が高めの青物たちを狙いに湾奥のスタッフ釣行へ行ってきました。
今回は夜明けからの少し早い時間帯からの出港
風が無い分、朝霧が広がり近場の浦安沖でしばしキャスティング練習となりましたが、サワラの跳ねは見られないものの水面下では小イワシやらコノシロやらのベイト反応は多彩で期待が膨らみます。
キャスティングでのルアーゲームをメインに、一部のスタッフはジギングにて挑戦!
ルアーはそれぞれで異なりますが、30g前後のここ数年はやりのヘビーウェイトミノーからのスタート。
着水後から早巻きをしてみたり、少し沈めてから巻いてみたりと工夫を凝らしてみますが、反応なし・・
船内でも朝霧が晴れたら移動を検討していると、そんな中でも突然のヒット!
ドラグから出される糸の出具合や船下に来てからの急潜行からサワラを確信。慎重なやり取りから無事にネットインしてきたのは良型のサワラでした♪
口からあふれんばかりに吐いたのはやはり小型のイワシばかり。コノシロやサッパを食べるようになるとルアーへの反応もいいのですが、こればかりを選んで食べているうちはなかなかルアーにアタックしてくれません。
無事に本命が釣れたのことでひと安心ではありますが、個々から連発とならないところが今年の難しさ・・
その後もシーバスが掛かっては来るもののサワラの気配の薄さに幕張方面へ移動してみることに
幕張では岸寄りにはシーバスの大鳥山が形成され、何を投げてもシーバスの釣り堀状態・・
これはこれで楽しいのですが、本命を狙うべくやや沖目のポイントへ
こちらでは小規模な鳥山が時折起こるだけで、例年のような跳ねは見られませんが、突然起こる水柱にルアーを当てていくとスタッフにヒット!
サワラらしい引きではありましたが、姿を見ることなく痛恨のばらし・・
その後も沈黙が続き、一気に西側の羽田方面を目指して移動
羽田沖では潮目を中心にあちらこちらでサワラの跳ねが見られる状況で、数本はあがるかと思われましたが、こちらも船の周りを跳ねはするものの何を投げても反応なし・・
前回スタッフの保田研修前に羽田でタチウオが出ていたので、ルアーを投げながら置き竿でエサによるタチウオを狙うとこちらはヒット!
指4本サイズでしたが水深約23mの底付近に定期的に現れる反応を見る限り、今後12月くらいまでは羽田沖のタチウオも狙う事ができるかもしれません。浦安方面のより浅場でも釣れているようですので、興味のある方はぜひ狙ってみてください。タチウオも良いターゲットですが、置き竿にすると針ごと丸飲みにされハリスが切られる確率が高まりますので、お気をつけください。
羽田よりは幕張か・・と最後に再び幕張方面へ
水深が羽田より浅い10m台な分、魚にルアーを見せられるのか、少しまた潮が効いてきたタイミングで小規模な鳥山狙いでキャスティング
シーバスのヒットも続いてしまう中、スタッフの一人に丸々と太ったイナワラがヒット!
こちらも例年でしたら水面をバシャバシャやっていそうなものですが、変化の無い状況の中でのヒットに今年の難しさを痛感したのでした。
納竿時間を迎え、マリーナでは釣った魚の調理
サワラは皮が美味しい魚ですので、皮をバーナーで炙った炙り刺しに♪
釣れたシーバスもおいしそうな個体だけをキープし、こちらはムニエルで!
どちらも脂がしっかりと乗っており、噛んだ後の旨味の濃厚さにまた釣りに行きたくなってしまいました。
これから11月にかけては多種多様な魚が最盛期を迎えます。
青物ではサワラはよりルアーで釣れやすくなると思われますし、タチウオや大型のアジ・サバも湾奥近郊で狙いやすくなります。
カワハギはまだ浅場主体ではありますが、さらに水温が落ち込んでくると、いよいよ数釣りシーズンです。
10~11月は一年の中でも魚が釣れやすく、食べて美味しい時期となりますので、ぜひ皆さまも最盛期を逃さず釣りに挑戦してみてください!^^
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